YouTubeの勢いは、今後ますますうなぎのぼりに発展する兆しを見せています。
特に小さいお子さんから熱い支持をえているようで、一部にはその稼ぎもハンパないと言われています。
しかし、そうした動きも今後長くは続かないかもしれません。と、言いますのも…
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目次
YouTubeは子供でも稼ぐことができるのでしょうか?解説します
結論から申し上げますと、今後はこれまでのように子供と一緒に、あるいは子供がYouTuber(開設者は親)として広告代を稼ぐ状況は厳しくなるようです。
現に、2020年1月からは子供用動画での視聴データ取り込みをストップ、広告の表現をストップしたとしています。
世界中を虜にした小さな企業戦士?
米誌フォーブスが発表した「世界で最も稼ぐユーチューバー」の2019年度版で、おもちゃのレビュー動画を配信するYouTubeチャンネル「ライアンズ・ワールド」のライアン・カジさん(8、アメリカ)が、2年連続で1位となった。
さて、先ほどのライアン君ですが、何でも、ライアン君の父親であるカジ・シオンさんは親の仕事の都合で渡米し、24歳の時に結婚したベトナム系アメリカ人の奥さんとの間にライアン君が誕生しています。
そんなライアン君が3歳の時から、オモチャのレビューを始めたのですが、目的は世界中に点在するカジさんファミリーの親戚縁者に子供の成長ぶりを見てもらうのはYouTubeが一番だ、とのことでYouTubeをアップし始めたということです。
が…ライアン君の天真爛漫なYouTube動画を撮り始めてわずか4か月で世界のトップ20にランクインしたそうなんですねー。
チャンネル登録者数も激増し、父親のカジ・シオンさんは仕事を辞めてライアン君のYouTubeをブランドとして制作していくことにしたそうです。
まあ、そうですねー。
もしもあなたのお子さんがライアン君と同じように、何気に撮ったYouTube動画で瞬く間に人気者になってしまった、結果ハンパなく稼げる世界に突入したとあれば、どうですか?
シオンさんと同じように仕事を辞めて、それを生業(なりわい)として生きていくことにしたりしませんか?
子供の顔が世界中に知れ渡ることに不安がなければ、多くの方はシオンさんのように仕事を辞めて新しく制作会社を作るのではないでしょうか?
国内では、お笑い芸人のエハラマサヒロさんがお子さんたち(9歳・7歳、4歳の3人の女の子と、1歳の男の子)と一緒に過ごす日常の一こまをYouTubeにアップしていらっしゃいます。
ところが、一部の世間ではお子さんたちをYouTubeに出演させることについて批判的な意見を持つ人もいるようで…。
当のエハラさんご自身は、「子供たちと時間を共有することで、むしろ親子が密接につながることができる」とされています。
確かにそれも一理あります。
さらに、連載「ママYouTuberなーちゃんの三足わらじ生活」をアップしていらっしゃるママYouTuberさんは…
-お子さんをYoutubeに出演させることについて-
ファミリー系YouTuberが必ず周囲から言われることです。私は子どものプライバシーを守るために、本名やフルネームを出さない、学校行事や制服など個人の特定につながる事柄を公開しないなどの配慮をしています。私が自宅で撮影しない理由もここにあります。学校で配布されたプリントやランドセルや制服などが映るのを防ぐためです。
などとコメントされています。
子供がYouTubeで稼ぐことの是非と今後について
さて、今までYouTubeでは子供用の動画が収益を出しやすいとされていましたが、これからは確実に子供用の動画が収益を出しやすいとは言えなくなるようです。
2020年1月、YouTubeは子供用動画での視聴データ取り込みをストップ、広告の表現をストップしました。
どうしてYouTubeはこんな変更をしたのでしょうか?
この先YouTube動画をアップする時に、現在までアップし終えたものを含めた一切の動画につき、子供向けか否かといった設定をしないといけなくなったそうです。
この点については、ありとあらゆる動画投稿者がターゲットとなります。
嘘偽りなく設定しない場合は、FTC(アメリカ合衆国における公正な取引を監督・監視する連邦政府の機関)などに法令厳守義務違反として扱われたり、YouTubeアカウントに何かしらの対応がなされると言います。
ちなみに「子供」というのは、アメリカでは13歳未満としています。
Twitchなど投げ銭をゲットできるプラットフォームを選ぶなど、YouTube以外に土俵をずらして稼ぎを得ようとする制作者もいるようです。
これから先は、とりわけお子さんに人気を博しているYouTuberは、別途収益の柱を用意していくことが求められるでしょう。
まとめ
我が国でも子どもの夢物語にYouTuberが人気のようです。
一方、そんな状況に悪影響をもたらすのでは?と案じる方もたくさんいるようです。
アメリカでは、そうした心配を憂慮し、規制の動きが出はじめています。
米連邦取引委員会は19年の秋、アメリカGoogleに180億円の制裁金を科すことを公表しました。
傘下のYouTubeが子どもの個人情報を集め、広告などが流されていた事実に、子どものプライバシー保護に反すると判定を下したのです。
制裁を受けたYouTubeも打開策を決めたとあります。
利用規約を変更し、1月から動画をアップする時には、子ども向けか否かの申し出が必要になったようです。
動画の内容は人工知能(AI)も用いて確認するということです。
「YouTube」は今や、世界第2位に輝く検索エンジンであることをご存じでしょうか?
近い将来にはGoogleやYahoo!にとって変わると言われています。
一足先に、YouTube動画で安定的に稼げる様になりませんか?