出典:NEWSポストセブン
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「ミスマガジン2004」でグランプリを獲得し、「コサカーナ」の愛称で人気を博した小阪由佳さん。
2009年に芸能界を引退後、様々な困難を乗り越え、自分自身と向き合う日々を送ってきました。
「洗脳騒動」を経て、保育事業に10年間携わった小阪さんは、現在、自らの経験を活かして芸能事務所「cheer lead(チアリード)」を立ち上げ、新たなキャリアをスタートさせています。
芸能界での経験、洗脳からの脱出、そして保育事業から芸能事務所設立に至るまでの小阪由佳さんの軌跡と、現在の心境について迫ります。
目次
小阪由佳が洗脳した人と縁を切った理由
小阪由佳さんは、芸能界引退後、自身の精神状態に大きな影響を与えていた女性との関係に疑問を持つようになりました。
引退後、彼女は「自尊心」や「自己肯定」という言葉の意味を初めて知ることになります。
「ずっと求められるものに応えることだけを考えていたので、『自分』がないままに仕事を続けてきたんだと思います。”本当の自分”が形成される前に、”芸能人の自分”を作っちゃった」
と小阪さんは語っています。
自尊心を取り戻す過程で、彼女は自分に命令を出し続けていた女性との関係を見直すようになりました。
「まず自分を許すところから向き合う過程の中で、この(自分に命令してくる)女性とは一緒にいちゃいけないのかなと疑問を抱くようになって、縁を切りました」と明かしています。
小阪さんにとって、自分自身を大切にする「自尊心」の回復は、洗脳状態から抜け出す重要なステップでした。
芸能界時代に形成された偽りの自分ではなく、本当の自分と向き合うことで、精神的な自立を取り戻していったのです。
今年1月にはYouTubeで自身の洗脳被害について明かし、話題となりました。
人生の方向性を決める重要な決断において、他人からのコントロールではなく、自分自身の意思で選択することの大切さを実感したことが、縁を切るきっかけとなったと言えるでしょう。
「洗脳される」という言葉、少なからず我々の日常ににも潜んでいませんか?
感化を受ける、影響力がすごいなどという言葉にも置き換えることができるかもしれませんが、職場の人間関係、ママ友の中で、家族でさえも支配する人とされる人が潜んでいたりして筆者などは「なんで、流されてしまうんだろう?」なんて悩む時があります。
小阪由佳が保育事業から芸能事務所を立ち上げ、現在の心境は?
アメブロを投稿しました。
『半年ぶりにYouTube再会します!』#アメブロ
https://t.co/8iTtESaDCM— 小阪由佳@株式会社グラビアアイドル代表取締役/グラビア式ダイエットコーチやってます! (@_yuka_ch) May 23, 2025
芸能界から離れた後、小阪さんは2010年から保育事業に携わることを決意しました。
「シンプルに子供が好きだった」という理由からでしたが、当初は多くのバッシングを受けました。
「飲食ならまだしも、保育は難しい。やめたほうがいい」という周囲の声にも負けず、「10年はやる」と決意し、継続してきました。
「子どもは私を利用しようとしない。軽く対人恐怖症で人を信用できなくなっていた私には本当に大切な時間でした」と小阪さんは振り返ります。
そんな子どもでさえ、「あれ?!今の目表情って何を思ってジっと私を見つめたんだろ?」なんて思う時があります。
全く知らないお子さんとどこかの道ですれ違う時に、気が付けばジーっとすれ違う知らない大人の私を見つめて何かを感じているお子さんが居ます。
その時だけは、「ん?何思って見てるんだろ?」と、あの純粋な子供の大きな瞳が少し気にはなりますが、もちろんすぐに忘れてしまいます。
何かは思ってるんでしょうね。「変な大人」とか、あるいは「趣味悪い」なんて思っているのかもしれませんw
さて、小阪さん、保育事業を10年続けた節目に、過去のデマが原因でテレビ番組の取材が中止になるという出来事がありました。
「続ければ認めてもらえると思って奮闘してきたけど、結局10年経っても私はデマに振り回されるんだと思った時、『私の10年はなんだったんだ』と……」と当時の心境を明かしています。
この経験から、小阪さんは自分が真に取り組みたいことを見つめ直し、2021年に「株式会社cheer lead(チアリード)」を設立。芸能人のメンタルコーチや演技指導を行いながら、2022年6月からは5人の専属タレントを抱える芸能事務所として本格的に活動を始めました。
現在39歳となった小阪由佳さんは、芸能事務所の代表として、自身の経験を活かしながらタレントの育成に取り組んでいます。
「SNS時代になって、数字がすべて露骨に出るのはキツイなと思います」と現代の芸能界の難しさを指摘しつつ、「SNSばかり見ていると、ある意味私がされた”洗脳される”状態に近しくなって、自尊心が迷子になる」と警鐘を鳴らしています。
「もともと私に自尊心がなかったから気づけたことがたくさんあって、”こういう時にこうなっちゃうから、ちょっと気を付けた方がいいよ”、みたいなことを伝えていけたらいいな」と、自らの経験を若いタレントたちに伝えることに意義を見出しています。
まとめ
小阪由佳さんは、芸能界でのキャリアからの引退、洗脳状態からの脱出、保育事業への転身、そして芸能事務所設立という数々の転機を経験してきました。
「自尊心」の大切さに気づき、自分を支配していた人との縁を切ることで、本当の自分を取り戻す道を歩み始めました。
保育事業での10年間は小阪さんにとって自己と向き合う大切な時間でした。
しかし、それは他人の評価を求めるためのものではなく、自分自身との約束であるべきだったという気づきを得ることにもなりました。
今では芸能事務所「cheer lead」の代表として、自らの経験を活かしながらタレントの育成と支援を行っています。
SNS時代の芸能界の難しさを肌で知る小阪さんだからこそ、若いタレントたちに伝えられるメッセージがあります。
「もう40歳なので、『しんどい』を超えた先も見据えたうえで、上の世代としての責務もあるなという段階です。
自分の自尊心と人生にちゃんと向き合い続けようと思っている」という言葉には、これまでの苦難を乗り越え、新たなステージに立った小阪由佳さんの強い決意が表れています。
自分らしく生きることの大切さを身をもって学んだ彼女の挑戦は、これからも続いていくでしょう。