出典:毎日新聞
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海の中道大橋で発生した飲酒運転事故により、幼い3人の命が奪われて明日(2024年8月25日)で18年を迎えます。
地域の人々がこの悲劇を悼み、供養を行いました。
2006年8月25日、福岡市東区の海の中道大橋で、飲酒運転の車が追突し、当時1歳から4歳の兄弟3人が亡くなりました。
彼らが眠る東区の妙徳寺では、24日に地域の方々が集まり、3人の冥福を祈りました。
今年の福岡県内では、飲酒運転による事故が7件増え、7月末までに56件発生しているそうです。そこで、今回は飲酒運転事故を引き起こした犯人・今林大受刑者は現在どのような状況にあるのか?を確認してみました☆彡
目次
海の中道事故犯人・今林受刑者の現在は?
出典:NHKニュース
控訴審で一審判決が覆されるケースは約1割だそうですが、今回の懲役20年の判決は妥当だという見方が多いようです。控訴審判決に不服がある場合、判決の翌日から14日以内に最高裁への上告申立書を福岡高裁に提出することになりますが、おそらく門前払い(棄却)されるでしょうということです。
懲役刑が言い渡された場合、退廷時には手錠と腰紐を付けられ、その後拘置所に移送されます。控訴がなければ、交通刑務所に送られます。
ニュースでも報じられましたが、被告は反省の色を見せておらず(控訴の時点でそれが明らかです)、上告は難しいと考えられます。量刑不当としての上告(刑が重すぎるという主張)は、反省がないからこそ行われるもので、本当に反省しているのであれば、判決を真摯に受け止めるべきではないでしょうか。
今林受刑者の懲役20年が確定したのは2011年で、現在は2024年です。つまり、2031年まで刑務所にいることになります(事故を起こした2006年から20年の懲役だと筆者は思っていたのですが…)が、一般的に懲役刑の場合、刑期の1/3を経過することで仮釈放の可能性が出てくると言われています。
そのため、仮にこのルールが適用されると、今林さんは6年から7年後に仮釈放される可能性もあるということです。
しかし、実際には刑期の1/3で仮釈放されるケースは非常に少なく、ほとんどの場合、刑期の80%以上を満了してから認められています。今林受刑者についても、少なくとも2027年までは仮釈放は難しいと考えられています。仮釈放が認められる場合でも、約数年後になる可能性があるため、注意が必要だそうです。
無期懲役の場合は、一般的に30年経過してから仮釈放の審査が行われる言われています。10年での仮釈放が理論上は可能でも、実際にはほとんどのケースで30年を超えてからしか認められないのが現実のようです。
このような厳しい状況を見ても、社会には無期懲役が軽視される風潮がありますが、実際は厳格に運用されています。ということです。
また、危険運転致死罪は、車だけでなくバイクにも適用されることを忘れてはいけません。飲酒運転の危険性は年々報道されているにもかかわらず、未だにその行為を行う人がいます。最近では、岐阜県の議員や警察官が飲酒運転で問題になったニュースもありました。
飲酒運転は、やった本人だけでなく、その家族も地獄に陥る可能性があります。自分をコントロールできないと感じたら、専門家に相談することが重要です。自身が大丈夫だと思っている時点で、すでに危険な状態にいることを認識しなければなりません。飲酒運転は絶対に避けるべき行為であることを、改めて強調したいと思います。
海の中道事故で幼い3人の命が奪われて18年に
出典:西日本新聞
あの痛ましい飲酒運転事故の現場、海の中道大橋に来てみると、その悲劇がどれほど深刻だったかが改めて思い出されます。2006年8月25日の夜、福岡市の職員が酒を飲んで運転し、前方の車に追突。すでに18年が経過しました。
車には幼い兄弟3人が乗っており、彼らは命を落としました。
事故後、訪れた人々が祈りを捧げていましたが、未だに飲酒運転は根絶されていません。今年の県内での飲酒運転による検挙数は883件に達し、昨年よりも100件も増加しているそうです。
事故をきっかけに飲酒運転撲滅の活動が広がりましたが、依然として多くの人が危険を理解していないのが現状です。特に、飲酒運転による事故は、無酒運転と比べて死亡する確率が約7倍に上るというデータもあると言います。
糸島市の大庭さんは、24年前に飲酒運転で娘を亡くした経験から、ひまわりを育てる活動を続けています。ひまわりは事故で亡くなった子供たちが好きだった花であり、大庭さんは同じ悲劇を繰り返さないよう訴えています。
彼の言葉に、多くの人が耳を傾ける必要があります。
飲酒運転は単なる交通違反ではなく、他人の命を奪う重大な犯罪です。飲酒運転をゼロにするため、周囲が声を掛け合い、意識を変えていくことが重要です。
最後までおつきあいくださり、ありがとうございます☆彡