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あなたは、カムチャッカ半島と聞いてどんなイメージをもっていますか?
筆者はその地名こそ、これまで何度となく耳にしてきましたが、北海道よりもずっと北方に位置するロシアだか日本だかよく知らない半島、というイメージしかありませんでした。
何でも、人口よりもヒグマの数の方が多いらしいですね?
意外なところで、火山性の黒い砂のビーチがあって、サーフィン大会が世界的な開催されているらしいです。
ちょっと想像がつかないです。
また、天然の温泉や高山植物、氷河、湖、河川などがいくつかあって、珍しい動物や植物がたくさんあります。
目次
カムチャツカ半島ってどこにあるの?
出典:サーモンミュージアム(鮭のバーチャル博物館)|マルハニチロ …
カムチャツカ半島は、ユーラシア大陸の北東部にある細長い半島。
太平洋やオホーツク海、ベーリング海に囲まれているのです。
長さが約1,200km、最大幅約480kmという広い面積で、北海道の北東約1,200kmに位置しています。
この半島、実は現在ロシア連邦の領土だそう。
って、そんなことも知らなかったの?と思われそうですが…。
2007年に行政再編があって「カムチャツカ地方」として統合されたようです。かつては南部がカムチャツカ州、北部がコリャーク自治管区に分かれていました。
火山と自然の宝庫、カムチャツカの魅力
カムチャッカ半島はロシア人でも知らないことがいっぱいなんだそうですよ。
約300の火山が密集していて、そのうち29が活火山という世界でも有数の火山地帯。
1996年には「カムチャツカの火山群」として世界自然遺産に登録されています。
代表的な火山には、標高4,835mのクリュチェフスカヤ山や、間欠泉が湧き出るゲーゼル渓谷などがあり、地球の鼓動を感じるダイナミックな景観が広がっています。
また、野生のヒグマや高山植物が生息する自然環境は、まさに“手つかずの大地”というところ。
冷戦期には軍事地帯として閉鎖されていたのです。
なので、今も原始的な自然が残されているということです。
ロシア極東の先住民族で、かつては広い極東ロシアを移動していた遊動民コリヤーク族が、ロシア帝国の拡大や他民族の台頭から現在の拠点に集まってきたようです。
ですが、17世紀以降、天然痘が流行して人口がとても減りました。
今や、天然痘は壊滅したようですが、カムチャッカ半島の人口が天然痘で激減したという事実があったのですねー。
まとめ
カムチャツカ半島は、ロシアに属する極東の秘境。その地理的な位置だけでなく、火山・温泉・野生動物など、他では味わえない自然の魅力が詰まっています。
「どこの国?」という疑問から始まった旅は、気づけば地球の鼓動を感じる冒険へ。次に地図を広げるとき、カムチャツカ半島がきっと特別な場所に見えるはずです。
筆者も少しはカムチャッカ半島について知識が増えました。
それにしても、まだまだ謎の地域。
コリヤーク族が何を食べているのか?その暮らしぶりは?など、知りたいことがたくさんあります。
また、次回でお届けしますのでお楽しみに!