出典:NHKニュース
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新総裁誕生の裏側では何が起こっていたのか?
最後のドンデン返しはまさにドラマ以上の劇的な結果となりましたね。
われわれ国民には計り知れない何かが動いたもようです。
平本典昭さんに解説していただきました☆彡
目次
新総理誕生の裏側で何が起こったのか?
出典:毎日新聞
今回の総裁選挙では、決戦投票の前に新たに設けられた10分間の演説時間が注目されました。
各候補者は5分ずつ演説することができ、これが派閥の動きに影響を与えた可能性があります。特に、派閥リーダーたちは、支持候補への投票を促すために戦略的なコミュニケーションを図っていたとのこと。
具体的には、「2段階メール作戦」という戦略が採られ、派閥内のリーダーが仲間にメールを送り、支持を固める動きが見られました。このような裏方での組織的な動きが、石破氏の勝利を後押ししたと考えられます。
また、岸田総理が影響力を行使し、旧岸田派の議員に石破氏への投票を指示したことも、勝利の要因として挙げられます。選挙を見越して、高市氏に対する不安が議員心理に働きかけ、石破氏が有利な立場に立ったとされています。
勝敗を分けた3つの数字とは?
出典:日本経済新聞
石破新総裁の誕生を決定づけたのは、特に注目される3つの数字です。
まず第一に、決戦投票で石破氏が獲得した議員票189票が勝利の要因となりました。この決戦投票では、党員票よりも議員票の影響が大きくなるため、どれだけ議員票を獲得できるかがカギでした。
初回投票では石破氏が46票、高市氏が72票でしたが、決戦投票で石破氏は143票を追加し、高市氏を40票以上上回る結果となりました。
次に注目すべきは、高市氏の初回投票での議員票数75票です。党内では、高市氏が決戦投票に進むと有利だとの見方がありましたが、実際にはその数字が伸び悩みました。この結果が、小泉氏とともに決戦に進めなかった要因となり、石破新総裁の誕生につながった要因です。
最後に、初回投票で高市氏が獲得した党員票109票も重要です。事前予測では石破氏が1位になるとされていましたが、高市氏がトップになり、会場に驚きが広がりました。この党員票の数字は、高市氏の支持基盤の強さを示しています。
2つの大きな課題に直面する石破総裁の今後
出典:東京新聞
石破新総裁は、今後2つの大きな課題に直面することになります。
一つ目は人事です。新総裁は党の幹事長や官房長官など重要ポストの人事を決定しなければなりません。
岸田総理は「ドリームチーム」の編成を期待しており、特に決戦で残った高市氏や小泉氏の処遇が注目されています。
二つ目は解散のタイミングです。石破氏は総裁戦中に早期解散を示唆しましたが、党内では慎重な意見もあります。
特に立憲民主党の野田新代表は、まず予算委員会での議論を優先すべきだと主張しています。このため、石破新総裁は解散と総選挙のタイミングをどう判断するか、重要な選択を迫られています。
今回の総裁戦は過去最長の15日間にわたり、派閥の影響を脱するテーマが掲げられましたが、実際には派閥の動きが背後に見え隠れしています。
石破氏の勝利が国民の信頼を回復するか、また自民党が生まれ変わる姿を示せるか、これからが本当の戦いです。
最後までおつきあいくださり、ありがとうございます☆彡
📚 参考
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